将棋界の一年で一番長い日

昨日は将棋界の1年で一番長い日と言われるA級順位戦の最終日でした。
A級順位戦の最終日は毎年この時期行われるんですが、面白くて毎年見ています。
勝つというより、負けないという強い意志を感じる戦いが多くて、い
いんですよね。
昨日も、取れる駒を取らずに違う指し手を選ぶとか、とにかく全身全霊を込めた指し手が多く感動させられっぱなしでした。

その結末は実に驚くべきものでした。

6人同じ勝敗で並んで、プレーオフ。
将棋界の受けた衝撃は相当なもので、次のツイートを見ていただくと、その雰囲気が伝わるかなと思います。

何となく、今年は変わったことが起こりやすい雰囲気があったので、もしかしたら
と言っていいたら、まさかね、となって、最後にホントになっちゃったよ、という感じでした。
昨日のツイッターは面白かった。

そして、6人のメンツがスゴイんです。
永世七冠となった羽生竜王、去年の挑戦者の稲葉八段、朝日杯の決勝で藤井六段に敗れた広瀬八段、
将棋連盟の現会長の佐藤九段、そして明日対局が行われる久保王将と豊島八段は現在王将戦で
戦っている最中というメンバー。
誰が挑戦者になるんでしょう?
羽生のりの人が多そうな中、久保、豊島のどちらかが挑戦者になるんじゃないかという意見もあって興味深いところです。
(久保、豊島はあと5勝しないといけないので流石に厳しいとは思います)

ちなみに、今年は特例措置により11人だったので、B級1組に落ちる棋士が3人だったわけですが、その中に何と渡辺明が入ってしまいました。

これも本当に驚きです。なんせ、中学生棋士で、初代永世竜王の資格を持っていて、一時は渡辺時代が来るんじゃないかと思っていたのに、何とB級1組に降級してしまいました。A級に8年いましたが、一度も名人挑戦しないままでした。A級に上がったばかりの絶好調の時に、惜しいところで挑戦権を逃し続けたのが痛かったですね。一度でも挑戦できていればという感じがします。それと、他の棋戦ではともかく、羽生竜王にはA級順位戦で一度も勝ててないはずです。直接対決で勝てなければ当然の帰結ですよね。

ここ数年急に勝てなくなったのは、以前得意にしていた、ガチガチの穴熊に潜ってからの細い攻めをつなげて勝っていくという戦法がコンピュータ将棋によって否定されたことが大きいのかなと思います。コンピュータ将棋という新しい時代の流れの影響を一番受けた棋士でしょう。今年は竜王を失い、順位戦は降級し、現在戦っている棋王のタイトルまで失ったら目も当てられないので、棋王位は死守してもらいたいです。

どちらにしても、まだ30代前半なので、何かのきっかけで浮上するとは思いますが、以前のようなきらめきが取り戻せるのか、そこが鍵でしょう。

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