名人戦は衝撃の内容でした。
あまりに衝撃的すぎていまだにその内容に興奮しています。
何なんだろうこの強さは?
さて、振り返ります
名人戦第1局までの二人の調子
名人戦二人の調子は対照的です。
佐藤天彦名人は
2017年度の対局は 16勝18敗
最近10局は 4勝6敗 で2連敗中
それに対して羽生竜王は
2017年度の対局は 32勝22敗
最近10局は 8勝2敗 で5連勝中
と対照的で、勢いは断然、羽生竜王に分がありました。
ただ、勢いは大きな舞台での勝敗で簡単にひっくり返ったりするので
第1局の勝ち負けはかなり重要でした。
2年前の名人戦も第2局で羽生が詰みを逃しての負けてから、4連敗で
名人を奪取されたということがありましたからね。
第1局の内容
戦型
第1局の戦型はは佐藤名人が後手であれば、当然予想されたであろう横歩取り。
しかも、超がつく急戦型。
あっという間に勝負がついてしまうと思われるような形でした。
昨年の竜王戦もそうでしたが、最近は積極的な手が目立ちます。
積極的ではあるも、いくら何でも無理な形と途中は思っていましたが・・
展開
途中からは双方が手出しの難しい将棋になりましたね。
羽生陣営は簡単に負かされてしまうようでありながら、
よく読むと簡単ではないという展開が続きました。
羽生竜王の対局はこういう展開が多いんですよね、不思議と。
twitterでもこんな感想をもらしているいる人もいたりするぐらい
負けそうな感じでした。
名人戦は羽生さんが負けそうな感じだな… 大体羽生さんが負ける時は読み間違いが多い
— 阿蘇泥@ただの黒ウィズ好き (@asody_mo)
ただね、攻めたり受けたり難しい展開になると羽生竜王は鬼つよなんですよね。
結末
佐藤名人の1手のミスを見逃さずにとがめて羽生竜王の勝利!
じりじりした展開にありがちな、魅入られたようなミスでした。
しかし、本当に強い。
その他
ちなみに、この対局相当難しかったみたいです。
コンピュータ解析も普通のソフト解析では後手有利、
ガチの解析だと先手有利でかなり難解な将棋だったみたいです。
人間も捨てたもんじゃないですね。
昨日の将棋名人戦、普通のソフト解析では後手有利という形勢判断だったのだけど、Amazonのクラウドコンピューティングサービスを利用したガチ勢の解析だと、実は先手が有利と判明する恐ろしい将棋になっていた。そしてひふみんと呼ばれるおじいちゃんもクラウドと同じ結論に辿り着いていた……。
— 犬紳士 (@gentledog)
今後の展開
この勝ち方で通算1400勝、ほんと羽生竜王強すぎです。
第2局は1週空いて19日・20日です。
ここで佐藤名人が立ち直って1勝返せれば互角ですが、
かなりダメージの残る敗戦だったと推察します。
このまま連敗スタートだと9割9分羽生竜王の名人奪取でしょうね。
そういう意味で第2局は注目ですね。
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