もうアニメの狂気と言うしかない「天才の思考」

今日紹介するのは天才の思考

スタジオジブリのプロデューサーである鈴木さんがアニメの天才、高畑勲、宮崎駿との思い出を語っている。

僕の中でなんとなくではあるけれど、高畑さんは絵がかけないということで大したことのないようなイメージがあった。

でも、先日高畑勲展を見に行って印象がガラリと変わった。

作品ごとのアニメーターが描いた絵コンテや原画などが中心なのだが、その中で

高畑さんのメモやノートが展示されていた。

ガラスケースの中にあって手にとって見れるわけではないが、なんともすごい量だった。

まさしく狂気

この本は鈴木さんのアニメの狂気、いや天才2人との思い出を語ったものである。

ナウシカから思い出のマーニーまでの作品ごとに何が起こったのかが詳細に描かれている。

次から次へと2人の天才が事件を起こし鈴木さんが振り回されていく。

大体が映画公開に向けて難題が持ち上がり、それを解決するために鈴木さんが奔走するという流れになっている。

400ページを超える分厚い本だけれども興奮して一気読みしてしまった。

あの名作の裏ではこんなことが起こっていたと思わされることばかりだ。

ちょっと作品に対するイメージが変わりそう!

その中でも高畑さんのエピソードは度を超えている。

スケジュールは守らない、予算はどんどん膨れ上がる、スタッフは疲弊していく

もう良い作品を作るためにはどんな犠牲も関係なくなっている。

最後の作品「かぐや姫の物語」も完成までなんと8年もかけている。

もうこれはアニメの狂気としかいえない。