受け師の道

今の将棋界のホットな話題はなんと言っても藤井聡太七段でしょう。

藤井七段の勢いが止まりません。

棋聖戦のタイトル初挑戦と思っていたら、なんと王位戦も挑戦を決めてしまいました。

王位戦で対するは木村一基王位です。

木村王位は昨年、46歳で初タイトルで将棋界の最年長初タイトルの記録となりました。

彼はよく泣くことで有名です。勝って泣き、負けて泣くという。

実は昨年のタイトルを奪取した直後も泣いていました。

彼は解説はかなり独特でユーモアたっぷりで面白いんです。

なので、かなりファンは多いです。

デビューからすぐに活躍していたので、忘れてしまいがちなのですが、彼は苦労人です。

藤井七段は13歳でプロデビューでしたが、彼はなんと23歳と超がつくほど遅咲きでした。

泣き虫な事で分かるように人がいいところがあったり、また、棋風がギリギリの勝負を挑むところがあって、なかなか結果が出せなかったようです。

そのときは将棋を止めることも考えるほど落ち込んだそうです。

さらに、デビュー後活躍し、タイトル戦に何度も挑戦するもののタイトルを取れずに負け続けました。

特に2016年の43歳の時の王位戦では、負けた時にもうタイトルは取れないと涙していて、この時は妻も家で激しく泣いたそうです。

このくだりを読んでいる時はあまりの壮絶さに何度も泣きそうになりました。

まさか、こんな裏側があったとは。

さて、やっとのことでタイトルをとったと思った次の年には、将棋界最強の挑戦者藤井七段とは、彼の大変な人生を反映しているようにしか思えません。

ちなみに、世間的には9割9分藤井ノリでしょうが、木村王位も意地を見せるはずです。

彼の棋風は受け将棋なんですが、ただの受け将棋ではなく、相手の攻め駒を責める受け将棋で、他にはいない独特のものです。

藤井七段に勝てるとすれば、今や木村王位しかいないと思っています。

どんな結果になるでしょうか。そして勝つにしろ、負けるにしろ、また涙が見られるのかそちらも注目しましょう(笑)