2017年本屋大賞第1位の「蜜蜂と遠雷」はここ10年の中での最高傑作だ!

本日取り上げるのは「蜜蜂と遠雷」です。

この作品、ここ10年の中での最高傑作です。

こういう本を読むために、ぼくは本を読み続けているんだ

と思わせてくれる、そんな本です。

あらすじ

三年毎に開催される芳ケ江国際ピアノコンクールはここ最近

優勝者が著名な音楽コンクールに優勝するということで

近年注目を集めていた。

そんな芳ケ江国際ピアノコンクールに天才たちが集まり、

ピアノ演奏を繰り広げる・・・

三次予選、二次予選、一次予選、本選と続くコンクールの中で

誰が果たして優勝するのか。

天才たちの個性の描写が見事

天才たちが出てくるんですが、みんな個性のかたまりです。

ジュニアの頃、天才ともてはやされるものの、13歳の時に

母を亡くし、そのショックでピアノを弾けなくなるものの

20歳になり、復活した栄伝亜夜

音大出身だが、今は楽器店勤務のサラリーマンで、

コンクール出場年齢制限ギリギリの28歳の高島明石

優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院の

19歳のマサル・カルロス・レヴィ・アナトール

養蜂家を父に持ち、自宅にピアノを持たないが、

ユウジ・フォン=ホフマンが才能を見出した風間塵

(カザマ ジン)

中でも風間塵の個性が際立ってますね。

家にピアノはなく、ピアノを求めて毎日さまよう。

ピアノ漬けの生活は送らないが、その演奏は天才的。

 

学生の時でもいたと思いますが、勉強しているようには

見えないけど、テストの点がいい奴。

そんな感じです(笑)

一次予選から本線へとクライマックスを駆け上がっていく描写が素晴らしい

一次予選から二次予選へと、

二次予選から三次予選へと

三次予選から本選へと

徐々にクライマクスに向かって盛り上がっていく様子が

素晴らしいんです。

そして、最後の方は本から本当に音楽が聴こえてきます(笑)

それぐらい迫力です。

そしてジンによって周りの天才たちがどんどん影響を受けていくんです。

特に亜夜とのピアノセッションの場面は本当にいいんです。

亜夜の成長っぷりを是非読んでほしいなぁ!

まとめ

本書は、単に芳ケ江国際ピアノコンクールでの演奏の模様を

描いただけの作品と言えます。

しかし、その演奏の描写の中で、演奏シーンの素晴らしさ

そして、真の天才とは何かを描ききっているという意味で

傑作となりました。

是非みんなには読んで欲しいな。

そして、読むだけで頭の中に音楽は流れるんですが、

こちらのCDを聴けばさらに完璧ですね。